2017年5月6日土曜日

基本モデリング演習4 外壁と1階床

学習の内容

まず一般図レベルの(外壁200mm、内壁100mm程度)のモデルを作成します。
  • 外壁を作る
  • 床を作る
外壁と床

準備

前回からの続きのファイル、またはここから練習用のファイルをダウンロードして開きます。

演習

1. 外壁の作成



1階の外壁を作成します。壁の作成方法はいくつかありますが、まず通り芯から500mmの位置にオフセットを使って作成します。

  1. プロジェクトブラウザのビュー>平面図>1FL
  2. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  3. 修正|配置 壁タブ>描画パネル>「(選択)」
  4. タイプセレクタで「標準壁:一般 - 200mm」を
  5. オプションバーで[見上げ]、[2FL]、配置基準線を[躯体の中心線]、オフセットを[500]
  6. 外壁の通り芯にカーソルをマウスオーバーし、外側に破線が表示されたらクリック。
  7. これを繰り返して外周に壁を作成。
  8. 選択パネル>修正
  9. 修正タブ>修正パネル>コーナーへトリム
  10. コーナーを形成するべき二つの壁をクリックして外壁を整える
【解説:壁の向き】
作成した壁を選択すると、壁の中央付近に矢印が現れます。それぞれの壁には「外側」と「内側」があります。矢印のあるほうが外側でクリックすると反転します。外壁は外側を外に向けるようにしましょう。

2. 1階床の作成



1階の床を作成します。床の厚さはとりあえず150mmとしておきます。
  1. 建築タブ>ビルドパネル>床
  2. プロパティウィンドゥの[タイプを編集]>[複製]し、名前を「150mm」としてOK
  3. 構造プロパティの[編集]
  4. レイヤ2の厚さを「150」に設定し[OK]-[OK]
  5. 外壁の一つをマウスオーバーして[TAB]を何度か押してすべての外壁を選択
  6. スケッチラインが外壁の外側にあることを確認する。内側にある場合は↓↑をクリックする。
  7. 修正|床の境界を作成タブ>モードパネル>✔
  8. 表示タブ>作成パネル>3Dビュー で床ができていることを確認する。

【解説:床は外壁の内側?外側?】

床を外壁の外側に合わせて作成しましたが、これは特にルールがあるわけではありません。あるとしたら「建物をどう建てたいか?」がルールで、「その通りに作る」ことが重要です。床が外壁の内側で止まっているのであれば内側に、外壁の外まであるのであれば外側まで伸ばすということです。

3. 玄関回りとラウンジ回りの作成



玄関回りを作成します。
  1. ビュー>平面図>1FLを開く
  2. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  3. 修正|配置 壁タブ>描画パネル>「(選択)」
  4. タイプセレクタで「標準壁:一般 - 200mm」を
  5. オプションバーで[見上げ]、[2FL]、配置基準線を[躯体の中心線]、オフセットを[500]
  6. Y7の上、X2の左、Y10の下に壁を作成
  7. 修正パネル>要素を分割 でX1通りの外壁をY7-Y9間の任意の位置でクリックし分割。
  8. 修正パネル>コーナーへトリムで形を成型する。
  9. X2の左側の壁を選択し、修正パネル>オフセット。
  10. オプションバーで[数値]を選択し、[オフセット]を「3000」、[コピー]にチェックを入れてX2の壁をマウスオーバーし、X1側に破線が表示されたらクリック。
中庭に面したラウンジ部分の作成
  1. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  2. 修正|配置 壁タブ>描画パネル>「(選択)」
  3. タイプセレクタで「標準壁:一般 - 200mm」
  4. オプションバーで[見上げ]を「2FL」、[配置基準線]を「躯体の中心線」、[オフセット]を「1000」
  5. Y5の上、X5の右、Y4の下に壁を作成
  6. 修正|配置 壁パネル>要素を分割 でX4の外壁を分割
  7. 修正|配置 壁パネル>コーナーへトリム で形を整える
  8. 選択パネル>修正

4. 床の範囲を修正する



中庭部分の床を修正します。
  1. 床を選択し 修正|床タブ>モードパネル>境界の編集(床をマウスオーバーしておいてダブルクリックしても同じです)
  2. 描画パネル>壁を選択
  3. 中庭ラウンジの3つの壁を上→右→下の順番に選択し、最後にX4-Y3~Y4の壁を選択
  4. モードパネル>✔
床の範囲の修正ができました。

【解説:床の選択】

床は平面図では「面」です。面を選択するには
修正タブ>選択パネル▼>□面で要素を選択 にチェック
しかしながら、平面図で面を選択できるようにすると、必要でもないときに面が選択されるため、通常これはOFFにしておくことをお勧めします。なおステータスバー右下の小さなアイコンでも操作ができます。

保存

R>名前を付けて保存>プロジェクト
「My演習4.rvt」として適切なフォルダに保存します。

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