学習内容
- RC階段の作成
- RC階段のプロパティ
- RC手摺壁
RCの屋外階段を作ってみましょう。 |
準備
ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。演習
1. 階段タイプの作成
階段にはいくつかのシステムファミリがありますが、鉄骨階段は組み立て階段、RC階段は現場打ち階段です。まずは階段のタイプを作成します。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>階段>現場打ち階段
- 一体式階段を右クリック>複製
- 新たにできた一体式階段2を右クリック>名前変更
- 名前を屋外階段としてENTERし、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
- 蹴上げの最大高を200、最小踏み面奥行を250、最少階段経路幅を900
- 階段経路のタイプの[…]をクリック
- 複製ボタンを押して名前をt150としOK
- 踏み面を☑、踏み板の厚さを40、段鼻の長さを30
- 蹴上げを☑、斜めを☑、蹴込板厚を40、蹴込み板と踏み板の取り合いをすべての蹴上げと踏み面を結合 としOK
- 踊り場のタイプの[…]をクリック。
- 複製ボタンをおして名前をt180としOK
- 一体式階段の厚さを180、階段経路と同じを☑しOK
- 機能を外壁
- OK
【解説:プロジェクトブラウザでのタイプ作成】
プロジェクトブラウザのファミリノードにはプロジェクトにロードされてるファミリタイプやシステムファミリがカテゴリごとに分類されています。このノードをダブルクリックすることでタイプを編集することができます。
2. 階段の作成
実際に階段を作成してみます。プロジェクトブラウザからタイプのノードをドラッグドロップしてもインスタンスの作成を開始することができます。
- プロジェクトブラウザ>ファミリ>階段>現場打ち階段>屋外避難階段 ノードを選択し、ビューにドラッグ&ドロップ
- オプションバーの配置基準線を経路:中心、オフセットを0、実際の経路幅を920、自動踊り場を☑
- プロパティウィンドウで実際の蹴上げ数を20
- X7-X8、Y9-Y10間の中心あたりをクリックし、右へカーソルを移動
- 10蹴上げが作成されました。10継続中 と出たら、クリック
- 終端蹴上げのやや上方にカーソルを移動してクリック
- すべての蹴上げを描き終えたらクリック。
- どちらかの階段経路を選択し、仮寸法を使って経路と経路の間の幅を200に
- 1~10の階段経路を選択し、1段分左に移動
- 両方の階段経路を選択し、左に200移動
- 全体を選択し、オプションバーの寸法をオンをクリック
- 仮寸法を使って外壁面から登り初めの段まで1500とする
- コンポーネントパネル>踊り場 スケッチを作成
- 踊り場の形状をスケッチ
- モードパネル>✔
- モードパネル>✔
- 選択パネル>修正
3. 上の階の階段の作成
上の階の階段をコピーで作成し、踊り場の形状を変更します。
- 階段を選択し 表示パネル>選択ボックス
- 階段を選択し クリップボードパネル>クリップボードにコピー
- クリップボードパネル>貼り付け▼>選択したレベルに位置合わせ(上)
- 2FLを選択しOK
- 編集パネル>階段を編集
- 一番上の踊り場を選択し ツールパネル>スケッチを編集
- 踊り場のスケッチラインを矩形に整える
- モードパネル>✔
- 下側の階段経路を選択
- プロパティウィンドウで 蹴上げの基準より下に延長を-220(踊り場の厚さ180+仕上の厚さ40)
- モードパネル>✔
下側の階段の踊り場と上側の階段との取り合いを調整します。
- 1FL-2FLの階段をダブルクリックして編集モードに入る
- 踊り場をダブルクリックして編集モードに入る
- 修正パネル>位置合わせ
- 2FL-3FLの階段の一番下側の踏み板下の垂直面を位置合わせの基準として選択
- 4で指定した部分と取り合う、踊り場のスケッチ線(緑色)を選択
- モードパネル>✔
- モードパネル>✔
4. 階段手摺壁の作成
階段を支持する壁を作成します。壁は矩形だけではなく、プロファイルを編集することで自由な形を作ることができます。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
- 階段付近を拡大
- 建築タブ>ビルドパネル>壁
- タイプセレクタで一般 - 200 mmを選択
- オプションバーで 見上げ 3FL 、配置基準線を躯体の中心線
- 階段の中央の右の中点→左の中点 とクリックして壁を作成
- 選択パネル>修正
断面ビューを作成して壁のプロファイルを編集します。
- 表示タブ>作成パネル>断面
- Y9側(下側)の階段経路を横切るように、断面線を作成
- 断面方向が作成した壁を含むようにフリップ
- 断面を 右クリック>ビューに移動 を選択
- 作成した壁を選択
- プロパティウィンドウで 上部レベルからのオフセットを1100に
- モードパネル>プロファイルを編集
- 動画を参考にして壁の外形をスケッチする
- モードパネル>✔
- 選択パネル>修正
- 壁と二つの階段を選択し 表示パネル>選択ボックス
出来上がった階段を3Dビューで確認します。
5. 外側の手すり
階段外側の手すりを作成します。RC壁の場合は4と同様に壁を作成してプロファイルを編集します。
- プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
- 建築タブ>ビルドパネル>壁
- プロパティウィンドウでタイプを編集
- 複製ボタンを押して、名前を「手摺壁120mm」としてOK
- 構造の編集ボタンをクリック
- レイヤ2の厚さを120としてOK。もう一度OKしてタイププロパティダイアログボックスを閉じる。
- オプションバーで見上げ、指定、3800、配置基準線を仕上げ面:内部、連結に☑
- 階段の上がり始めの段鼻線をクリックし、右へカーソルを移動。このとき壁の向きが階段の外側になるようにスペースバーで反転する。
- 右下隅→右上隅→左上壁際隅の順番にクリックし[ESC]で終了
- 4-2で作成した断面を、階段のやや下側まで移動。
- 断面線を選択し 右クリック>ビューに移動
- 一番手前の壁を選択
- 壁上部のハンドルをドラッグして、踊り場のやや下まで移動
- 修正パネル>位置合わせ で 踊り場の仕上面→手摺壁の上端 の順にクリックして手摺壁の上端を踊り場の高さに合わせる。
- 選択パネル>修正
- 再び手摺壁を選択し、プロパティウィンドウの非接続部の高さ(現在1900)を3000に変更(=1900+1100と入力すると計算される)
- モードパネル>プロファイルを編集
- 動画を参考に手摺の形を整える。
- モードパネル>✔
動画を参考に他の手摺壁も形を整えてください。
保存(必須ではありません)
- R>名前を付けて保存>プロジェクト
- 「My演習16.rvt」として適切なフォルダに保存します。
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