2017年5月14日日曜日

基本モデリング演習12 屋根

学習内容

  • 屋根の作成
  • トップライト
  • 勾配矢印
トップライトを作成しましょう。

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードしてください。

演習

1. フットプリントによる勾配屋根


まずは屋根を作成してみます。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>3FL
  2. ビュープロパティの下敷参照図グループで[範囲:基準レベル]を「2FL」、[範囲:上部レベル]を「3FL」、[下敷き参照図の方向]を「見上げる」
  3. 中庭に突き出ているラウンジの部分を拡大する。
  4. 建築タブ>ビルドパネル>屋根
  5. タイプセレクタで「一般屋根 - 750 mm」を選択
  6. プロパティウィンドウで[レベルからの基準オフセット]に「0」
  7. オプションバーで[勾配を設定]に✔、[オーバーハング]に「1000」
  8. 描画パネルの壁を選択を選び、北側と南側の壁を選択
  9. オプションバーの[勾配を設定]のチェックをはずして、東側の壁を選択
  10. オプションバーのオーバーハングを「0」として、南棟の外壁を選択
  11. 修正パネル>コーナーへトリム で角を出す
  12. 選択パネル>修正 で北側のスケッチラインを選択し、勾配角度を「-10」
  13. 同様に南側も勾配角度を「-10」とする
  14. モードパネル>✔
  15. ビュープロパティの下敷参照図グループで[範囲:基準レベル]を「なし」
  16. 表示タブ>作成>3Dビュー で屋根を表示
  17. 外壁の一つをマウスオーバーし[TAB]を押して外壁を3つ選択
  18. 壁を修正パネル>アタッチ(上部/下部)
  19. 作成した屋根を選択
  20. 選択パネル>修正

2. トップライト1~開口部と垂れ壁


ガラスのトップライトを作成します。まずは開口部から。

開口部の作成


  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>天井伏図>3FL
  2. X2-X4×Y3-Y4のあたりを拡大
  3. 建築タブ>開口パネル>シャフト
  4. プロパティウィンドウで[下部の拘束]を「3FL」、[基準レベルからのオフセット]を「2700」、[上部の拘束]を「RSL」、[上部レベルからのオフセット]を「150」に設定。
  5. 描画パネル>長方形
  6. オプションバーでオフセットを「-2000」に設定
  7. X3-Y3の交点とX4-Y4の交点をクリック
  8. 選択パネル>修正
  9. 上側のスケッチラインを選択し、仮寸法を使ってY4との距離を300
  10. 同様に下側のスケッチラインを選択し、仮寸法を使ってY3との距離を300
  11. モードパネル>✔

垂れ壁の作成

  1. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  2. タイプセレクタで「垂れ壁」を選択
  3. 描画パネル>長方形
  4. オプションバーで「見上げ」「RSL」「仕上げ面外部」オフセット「0」
  5. 開口部の左下角を選択、壁が内側に発生したら、スペースバーを押して反転させる。その後右上隅をクリックして垂れ壁を作成
  6. 選択パネル>修正
  7. 作成した垂れ壁の一つをマウスオーバーしてハイライト、[TAB]を押してすべての垂れ壁を選択
  8. 表示パネル>選択ボックス で3Dビューを表示
  9. 壁を修正パネル>アタッチ(上部/下部)で、屋上スラブを選択
  10. もう一度 アタッチ(上部/下部)で、オプションバーの「下部」を選択し、天井を選択
  11. 選択パネル>修正 で選択を解除

3. トップライト2~立ち上がりとガラスの屋根


次は立ち上がりと、傾斜ガラスによる屋根を作成します。

立ち上がり部を作成

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>RFL
  2. 開口を拡大
  3. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  4. タイプセレクタで「一般 - 200 mm」を選択
  5. 描画パネル>長方形
  6. オプションバーは垂れ壁と同じ設定を引き継いでいるのでそのまま
  7. 開口部の左下角、壁の向きが外側を向くようにスペースバーでフリップし、右上角をクリック
  8. 選択パネル>修正
  9. 作成した4つの壁を選択し、壁を修正パネル>アタッチ(上部/下部)
  10. オプションバーで「下部」
  11. 屋根スラブを選択
  12. 選択パネル>修正
  13. 3Dビューで出来栄えを確認

トップライトの作成

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>RSL
  2. 建築タブ>ビルドパネル>屋根
  3. タイプセレクタで「傾斜ガラス」を選択し、タイプを編集
  4. 複製ボタンをおして、「トップライト」という名前のタイプを作成しOK、もう一度OKでタイプパラメータダイアログボックスを終了
  5. 描画パネル>長方形
  6. オプションバーの勾配を✔、オフセットは「0」
  7. プロパティウィンドウの基準レベルを「パラペット天端」
  8. 立ち上がりの壁の躯体芯の交点を選択し矩形を描画
  9. 選択パネル>修正
  10. スケッチラインをすべて選択し、プロパティウィンドゥの勾配を30°
  11. モードパネル>✔
  12. 出来上がった屋根を選択し、表示パネル>検索ボックス

4. トップライト3~グリッド・パネル・マリオン


トップライトにグリッド、パネル、マリオンを作成します。カーテンウォールと基本的には同じですが、今回はグリッドの割り付けを簡単なルール設定で自動化してみます。

グリッドの割り付け

カーテンウォールと同じでグリッド→マリオンの順番に作成します。風除室の作成では手動でグリッドを割り付けましたが、タイプパラメータを使えばルールを用いてグリッドを割り付けることができます。


  1. トップライトを選択した状態で、プロパティウィンドウのタイプを編集
  2. グリッド1のレイアウトで「最大間隔」を選択
  3. 間隔が1500になっていることを確認しOK
  4. グリッドが作成されたことを確認
  5. 選択パネル>修正

パネルとマリオンの割り付け

  1. 作成したトップライトを選択
  2. 右クリック>ホスト上のパネルを選択
  3. プロパティウィンドウのタイプを編集>複製
  4. 名前を「ガラス_オフセット0」としOK
  5. オフセットの値を「0」にして、OK
  6. 建築タブ>ビルドパネル>マリオン
  7. プロパティウィンドウのタイプセレクタで「長方形マリオン:正方形 30 mm」を選択
  8. 配置パネル>全グリッド
  9. 4枚の傾斜ガラス屋根を選択しマリオンを配置
  10. 選択パネル>修正

5. 勾配矢印


屋根やスラブを作成するときの傾斜の付け方として、「勾配矢印」があります。片流れのスラブや屋根、天井を作成するときに大変便利です。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>天井伏図>1FL
  2. 風除室回りを拡大する
  3. 建築タブ>ビルドパネル>屋根
  4. オプションバーの勾配のチェックをはずす
  5. タイプセレクタで「標準屋根:一般屋根 300mm」を選択
  6. プロパティウィンドウでレベルからの基準オフセットを「2700」
  7. 描画パネル>長方形
  8. Y7からY10の間に出幅3000mmの矩形を描画する。
  9. 修正パネル>オフセット
  10. オプションバーのオフセットの値を「500」、コピーのチェックをはずす
  11. 上と下の水平のスケッチラインを外側へ500mmオフセットする。
  12. 描画パネル>勾配矢印
  13. 上の水平線の中点から、下の水平線の中点まで↓を作成。
  14. プロパティウィンドウで矢印のヘッドのオフセット高さを「300」に
  15. モードパネル>✔
  16. ビュー>立面図>西 を表示し、庇が片流れになっていることを確認する

保存

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習12.rvt」として適切なフォルダに保存します。

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