2017年7月16日日曜日

基本モデリング演習22 地形と外構

学習内容

地形と外構の演習
  • 地形の扱いかた
  • DWGファイルのリンク
  • 舗装

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。
また、ここからリンク用のDWGファイルをダウンロードして適切なフォルダに保存してください。

演習

1. 地形の作成


地形はサーフェスモデルといって、面だけの要素です。地盤面の高さを指定することで起伏のある地形を作成することができます。まずは基本を押さえます。

  1. プロジェクトブラウザでビュー>平面図>外構
  2. プロパティウィンドゥでビュー範囲の編集ボタンをクリック
  3. 下と
  4. マス&外構タブ>外構を作成パネル>地盤面
  5. オプションバーで高さを0、絶対高さを指定
  6. 建物全体を囲むように4点をクリック
  7. サーフェスパネルの✔
  8. 表示タブ>作成パネル>3Dビュー
  9. SHIFT+マウスホイールで視点を回転して地盤が面要素であることを確認する。

2. 起伏のある地形


起伏のある地形を上手に作る手段の一つとして、DWG/DXFファイルの等高線を使用して作成する方法があります。まず、AutoCADで等高線を作成し、さらに等高線に高さを与えておきます。そのファイルをRevitに読み込んで、等高線を利用して地盤面を作成します。

  1. 作成した地盤面を選択し、Deleteキーで削除。
  2. プロジェクトブラウザでビュー>平面図>外構
  3. 挿入タブ>リンクパネル>CADをリンク
  4. 現在のビューのみのチェックを外す
  5. レイヤを「表示」、配置を「手動中心」、配置先を「設計GL」
  6. 準備でダウンロードした「基本モデリング演習22地形.dwg」を選択し開く
  7. 適当な位置でクリックして配置する。
  8. 修正タブ>修正パネル>位置合わせ
  9. X1/Y1通芯を指定して、位置を合わせる。
  10. 表示タブ>作成パネル>3Dビューで等高線が高さを持っていることを確認する。
  11. マス&外構タブ>外構を作成パネル>地盤面
  12. ツールパネル>読み込みから作成>読み込みインスタンスを選択
  13. 等高線にだけチェックを入れてOK。
  14. サーフェスパネルの✔
  15. 表示スタイルをシェーディングにして起伏のある地盤面ができたことを確認する。
  16. 作成した地盤面を選択し、プロパティウィンドゥでマテリアルをクリック。
  17. ライブラリパネルを表示し検索ボックスに「植物」、ドキュメントに追加。
  18. グラフィックスパネルでシェーディングの「レンダリングの外観を使用」にチェックを入れてOK

3. 等高線の表示


地形の状態を見やすくするために、設計GLのビューで等高線と等高線の高さを表示します。
  1. プロジェクトブラウザでビュー>平面図>外構
  2. マス&外構タブ>外構を作成パネルの↘
  3. 等高線間隔(これがメイン等高線)を「5000」、追加の等高線の増分を「1000」にしてOK。
  4. 表示タブ>表示グラフィックス>読み込みカテゴリタブ
  5. 0,S-GRID,S-GRID-IDEN,等高線のチェックを外す。
  6. モデルタブ>地形>メイン等高線 の投影/サーフェスの線分の欄をクリックし、色を赤にしてOK
  7. マス&外構タブ>外構を変更パネル>等高線ラベル付け
  8. 任意の斜面の下と上をクリックして、等高線ラベルを配置

4.車道の作成

道路と歩道を作成します。舗装を使って作成しますが、舗装は重なって作成することができないので慎重にスケッチしてください。
  1. プロジェクトブラウザでビュー>平面図>外構
  2. マス&外構タブ>外構を作成パネル>道路舗装
  3. タイプを編集>複製で「アスファルト舗装」としてOK
  4. 構造の編集ボタンをクリック
  5. 挿入ボタンを押して、作成したレイヤを1行目に移動
  6. 機能を「仕上2(5)」、厚さを「100」、マテリアルのボタンをクリックしてマテリアルブラウザを開く。
  7. ライブラリパネルを表示し、検索ボックスに「アスファルト」と入力、ライブラリパネルから「アスファルト、舗装」を選択しドキュメントに追加
  8. 追加された「アスファルト、舗装」を選択し、グラフィックスタブのシェーディングでレンダリングの外観を使用に✔してOK。
  9. 3行目の構造レイヤを厚さ400とし、同様に「砂利」のマテリアルを選択しOK
  10. OKを何回か押してタイプ編集ダイアログボックスを閉じる。
  11. 描画パネルの選択を選び、リンクされているCADデータを選択して道路を作成する。詳細は動画を参照。

5. 歩道の作成

車道と同様に歩道を作成します。
  1. マス&外構タブ>外構を作成パネル>道路舗装
  2. タイプを編集>複製で「歩道」としてOK
  3. 構造の編集ボタンをクリック
  4. 3行目の構造レイヤの厚さを140
  5. 1行目の仕上レイヤの厚さを60とし、マテリアルのセルをクリックし[...]ボタンをクリック
  6. マテリアルブラウザの左下の○に+のボタン>新しいマテリアルを作成
  7. アイデンティティタブで「インターロック」、グラフィックスタブでシェーディングの「レンダリングの外観を使用」に✔、外観タブで「このアセットを置き換えます」ボタンをクリックし、検索ボックスに「インターロック」
  8. 舗装材 - インターロックを選択し右クリック>エディタで置換、アセットブラウザを閉じる
  9. OKを数回押してすべてのダイアログボックスを閉じる
  10. 描画パネルの選択を選び、リンクされているCADデータの線分を選択して歩道を作成する。詳細は動画を参照。

6. 駐車場の作成

駐車場に駐車スペースのファミリを配置します。駐車場のファミリは標準で添付されているものを使います。
  1. プロジェクトブラウザでビュー>平面図>外構
  2. マス&外構タブ>外構を作成パネル>駐車場コンポーネント
  3. タイプセレクタから「M_駐車場スペース:4800x2400mm - 90度」を選択し、タイプを編集
  4. 名前を変更で「5000x2500mm - 90度」としてOK。
  5. plの値を5000、pwの値を2500としてOK。
  6. プロパティウィンドゥでレベルを設計GLにする。
  7. 建物南側の駐車場の左上隅付近に配置し、水平のフリップマークをクリックて線が緑地側に向くようにする。
  8. 修正タブ>修正パネル>位置合わせ で左上隅に配置。
  9. 配置した駐車場を選択し、修正パネル>配列
  10. オプションバーで「2点間」をチェック。
  11. 任意の点をクリックし、左にマウスを移動してキーボードから3000と入力
  12. 項目数2がハイライトされるので「17」と入力しENTER
  13. 同様に右下隅から左に向かって15個、配列複製する。
  14. 選択パネル>修正

【解説:ファミリの扱い】
ファミリの扱いはファミリによって異なります。ファミリごとにパラメータやその振る舞いを自由に設定することができます。この駐車場ファミリももちろん自作できますので、ここで説明した方法があらゆる場合に当てはまるというわけではありません。

7. 建物部分の切り取り

作成した地形から建物の地下部分を切り取ります。外周に沿って地形を切り取って建物の部分を削除します。この建物の場合、建物の外形は現在1FLの床の外形と一致しているのでこの床のスケッチラインを使って地形を分割します。

  1. プロジェクトブラウザ>平面図>1FL
  2. 選択パネルの▼>面で要素を選択を✔
  3. 床を選択>モードパネル>境界の編集
  4. スケッチラインをすべて選択>クリップボードパネル>コピー
  5. モードパネル>×
  6. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>外構
  7. マス&外構タブ>外構を変更パネル>地形面を分割>地形を選択
  8. クリップボードパネル>貼り付け▼>選択したレベルに位置合わせ>設計GL
  9. モードパネル>✔
  10. プロジェクトブラウザ>ビュー>3Dビュー>{3D}
  11. 表示タブ>表示グラフィックス
  12. 壁と床を非表示(チェックを外す)にしてOK
  13. 建物内側の地形を選択してDeleteキーで削除
  14. 表示タブ>表示グラフィックス
  15. 壁と床を表示(チェックを入れる)にしてOK


8. 地形の修正とリンクの削除

外構ビューを見ると、舗装を加えた部分などに等高線がややおかしくなっているところがあります。そこで地形を編集して等高線をきれいにしてみましょう。
編集が終了したらDWGファイルのリンクを削除します

  1. 地形を選択
  2. サーフェスパネルのサーフェスを編集
  3. 等高線からずれている位置を探し、同じ高さの点をコピーして等高線上に追加。詳細は動画を参照。
  4. サーフェスパネル>✔

最後にリンクしたDWGファイルを削除します。

  1. 挿入タブ>リンクを管理>CAD形式タブ
  2. 基本モデリング演習22地形DWGを選択>削除
  3. OK

保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習22.rvt」として適切なフォルダに保存します。

2017年6月30日金曜日

基本モデリング演習21 地下躯体

学習内容

地形の扱いかた
フーチング・基礎梁の配置方法

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。

演習

1. 柱とフーチングの作成


1階の柱をピットレベルにコピーし、タイプをRCに変更して高さを調整します。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
  2. 窓選択で建物全体を選択
  3. 選択タブ>フィルタ
  4. 構造柱にのみチェックを入れてOK
  5. クリップボードパネル>コピー
  6. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>ピット
  7. クリップボードパネル>貼り付け▼>現在のビューに位置合わせ
  8. タイプを選択>ロード
  9. ライブラリの 構造柱>コンクリート>RC柱 - 正方形.rfa を選択して開く。
  10. タイプの指定で600x600を選択してOK。
  11. 名前を変更 で800x800 に変更。
  12. DとBの値を800にしてOK
  13. プロパティウィンドウで上部レベルからのオフセットを0にして適用。
  14. 選択パネル>修正

2. フーチングの配置とビュー範囲の調整


基礎は構造柱の下部に自動的にアタッチされます。構造柱を選択して基礎を配置し、柱の下部のレベルを上げることで基礎の上端も上がります。しかしこの時点で柱が見えなくなります。ビュー範囲の断面位置を調整して基礎と柱の両方が見えるようにします。
  1. 構造タブ>基礎パネル>独立
  2. 「はい」をクリックし、ライブラリから 構造基礎>基礎-長方形.rfa を選択し開く。
  3. タイプを編集
  4. 名前を変更し 2000x2000x1200
  5. 幅と長さを2000に、厚さを2000にしてOK。
  6. プロパティウィンドウでレベルからの高さオフセットを1200にする。
  7. 複数タブ>柱位置に
  8. 窓選択ですべての構造柱を選択し 複数パネル>終了。警告が出るが無視してよい。
  9. 選択パネル>修正
  10. 窓選択ですべての柱を選択。
  11. プロパティウィンドウで、基準レベルからのオフセットを1200にして適用。
  12. 警告が表示されるのでOKする。
  13. 選択パネル>修正
  14. ビューのプロパティで範囲グループのビュー範囲の編集ボタンをクリック。
  15. 上を1FL、オフセット0、断面を1400としてOK。

3. 基礎梁の作成


基礎梁をRCで作成します。一つ一つ梁を描画してもいいのですが、ここでは2FL床の梁をコピーしてタイプを変更して作成します。
  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>天井伏図>1FL。
  2. 窓選択ですべてを選択し、選択パネル>フィルタ で構造フレーム(Primary)にチェックを入れてOK。
  3. クリップボードパネル>コピー
  4. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL。
  5. クリップボードパネル>貼り付け▼>選択したレベルに位置合わせでピットを選択してOK。
  6. タイプを編集>ロード
  7. ライブラリから 構造フレーム>コンクリート>コンクリート-長方形梁.rfa を選択し開く。
  8. 名前を変更 で600x2000としてOK。
  9. Hを2000、Bを600 としてOK。
  10. プロパティウィンドウで始端レベルオフセットと終端レベルオフセットを-250にして適用。
  11. 通芯からずれている梁を位置合わせを使って修正する。
  12. 選択パネル>修正。

4. マテリアルの統一


梁・基礎・柱の構造部材のマテリアルを統一します。マテリアルを統一することで包絡した表示になります。
また構造フレームの水平断面を表示するにはビューの詳細レベルを標準以上にします。
  1. 窓選択ですべてを選択し、選択パネル>フィルタ で構造柱、構造フレーム、構造基礎を選択しOK。
  2. プロパティウィンドウで構造マテリアルを選択し…ボタンをクリックしてマテリアルブラウザを表示。
  3. コンクリート - 現場打ち を選択してOK。
  4. ビューの詳細レベルを標準にする。
  5. 表示タブ>グラフィックス>表示/グラフィックス
  6. 構造柱>躯体 の断面の線分の優先ボタンをクリック。
  7. 太さを4にしてOK。

【構造フレームの水平断面】

構造フレームは簡略モードでは常に見掛りとして表示されます。標準以上にすることで水平断面を表示することができます。

【包絡の条件】

包絡の条件は「結合している」「マテリアルが同じ」の二つです。

5. 3Dビューで確認


出来上がった地下躯体を3Dビューで確認します。
  1. 表示タブ>作成パネル>3Dビュー
  2. ビューキューブを右クリック>ビューで方向指定>平面図:ピット
  3. 切断ボックスを選択して上面を少し下げる。
  4. ビューの詳細レベルを簡略にする。
  5. 切断面が青くなっていることを確認。
  6. タイプを編集
  7. 簡略時のポシェマテリアルの編集ボタンをクリック。
  8. グラフィックタブ>切断パターン の色をグレーにし、OK。
  9. 切断面がグレーになっていることを確認する。
【簡略時の切断面の表示】
簡略モードの時、3Dビューの切断面はビューのタイププロパティの「簡略時のポシェマテリアル」で決まります。

保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習21.rvt」として適切なフォルダに保存します。

2017年6月14日水曜日

基本モデリング演習20 便所

学習内容


  • 水回りの作成方法
  • インターネットからファミリをダウンロードして使う
トイレのレイアウトを作成してみよう!

準備


  1. ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。
  2. ここからトイレブース扉のファミリをダウンロードしてMyDocumentなど適切なフォルダに保存してください。
  3. INAXのインターネットサイト(http://www.biz-lixil.com/prod_data/bim_rev/)にアクセスして、次のファミリをダウンロードします。このINAXのサイトはたいへんな充実ぶりで、実に多彩なトイレ回りのファミリをダウンロードできます。以下のリンクをクリックし、MyDocumentなどの適切なフォルダに保存します。

演習

1. ブース用壁タイプの作成


男子便所にトイレブースを作成します。トイレブースは壁タイプを作成して使いますが、幅木の表現に「重ね壁」を使ってみましょう。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>壁>標準壁 の 一般 - 200 mm を右クリック>複製
  2. 一般 - 200 mm 2を右クリックし、名前変更し「トイレブース40mm」とする。
  3. トイレブース40mmをダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示。
  4. 構造プロパティの編集ボタンをクリック。
  5. 第2レイヤの厚さを40mmとする。
  6. マテリアルを選択し[…]をクリック。
  7. 新規作成ボタン>新しいマテリアルを作成。
  8. アイデンティティタブを選択し、名前を「トイレブース」。
  9. グラフィックスタブをクリックし、シェーディングのレンダリングの外観を使用を☑。
  10. 外観タブをクリックし、このアセットを置き換えます ボタンをクリック。
  11. 外観ライブラリ>木材
  12. 桜材ー淡い色を右クリック>エディタで置換
  13. アセットブラウザを右上の×をクリックして閉じる。
  14. OKでマテリアルブラウザを閉じる。
  15. OKでアセンブリを編集ダイアログを閉じる。
  16. 機能を内壁としOKしてタイププロパティダイアログを閉じる。
  17. 1~16の手順を繰り返して、厚さ30mm、マテリアルがステンレスのトイレブース幅木という名前の壁タイプを作成。
  18. プロジェクトブラウザ>ファミリ>壁>重ね壁 にあるタイプを右クリックして複製し、名前をトイレブースとする。
  19. トイレブースをダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示し構造の編集ボタンをクリック。
  20. 第1レイヤにトイレブース40mm、第2レイヤにトイレブース幅木で高さを60mmとしOK>OK。

2. 作業用ビューの作成


便所回りの作成に便利なように、もう少し詳細なビューを作成します。

  1. プロジェクトブラウザ>平面図>1FLを右クリック
  2. ビューを複製>複製
  3. 出来上がった1FL コピー 1を右クリック>名前変更
  4. 作業用1FLとしOK
  5. タイプを編集>複製
  6. 名前を作業用としOK→OK
  7. プロジェクトブラウザに平面図(作業用)のブランチができたことを確認。
  8. プロパティウィンドゥでビュースケールを1:50にし、X3-X4、Y1-Y2間の男子便所の周辺を拡大する。
  9. ビューの詳細度を「標準」にする。

3. ブースの作成


作成した重ね壁を使ってトイレブースを作成し、準備でダウンロードした扉のファミリをロードしてブースを作成します。
  1. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  2. タイプセレクタで重ね壁:トイレブース
  3. オプションバーで見上げ、指定、2700(天井高と同じです。)、躯体の中心線、☑連結、オフセット0
  4. 左下にトイレブース(900x1800)を二つ、SKブース(900x900)を作成。
  5. 内壁に交差しているトイレブース壁を選択し、内壁側の点を右クリック>結合を禁止。
  6. 修正タブ>修正パネル>単一要素をトリム/延長で内壁面にトイレブース壁を合わせる。
  7. 挿入タブ>ライブラリからロードパネル>ファミリをロード
  8. 準備でダウンロードしておいた「トイレブース扉.rfa」をロード。
  9. 建築タブ>ビルドパネル>コンポーネント で各ブースに扉を配置。

4. 大便器とSK


準備でダウンロードしたINAXの大便器と紙巻き器、SKを配置します。
  1. 挿入タブ>ライブラリからロードパネル>ファミリをロード
  2. C-P12P_OKC-T780_OKC-4BPJ_CW-PA11F-NE.rfa
    CF-63HST.rfa
    S-202A_LF-7E-19_SF-202_SF-20SAF-P.rfa
    を選択し開く。
  3. 建築タブ>ビルドパネル>コンポーネント でタイプセレクタで大便器のファミリ「C-P12P_OKC-T780_OKC-4BPJ_CW-PA11F-NE」を選択し、配置する。同時にブースのサイズを調整し、リモコンの操作パネルが壁に隠れないようにする。
  4. 同様に、紙巻き器と掃除流しを配置する。

5. 小便器


小便器を配置し、隔て板をトイレブース壁で作成します。
  1. 挿入タブ>ライブラリからロードパネル>ファミリをロード
  2. U-A11AP_PTU-AAWAWAN.rfaを選択し、開く。
  3. 右下隅に配置。
  4. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  5. タイプセレクタから重ね壁:トイレブースを選択
  6. オプションバーで見上げ、指定、1800、躯体の中心
  7. 配置した小便器の上の端に合わせて長さ500mm程度の壁を作成。
  8. 小便器と隔て壁を選択し、修正パネル>コピー
  9. オプションバーで複数に☑
  10. 合計5つの小便器を作成する

6. 手洗い器


  1. 挿入タブ>ライブラリからロードパネル>ファミリをロード
  2. MB-450HT5WS_AM-220CV1-MB_KF-24HL-MB_LF-105PAL-H_MFP-H45S.rfaを選択し、開く。
  3. 右上隅に配置し、寸法を使って小便器の隔て板と上の壁の内法の中心に配置する。
  4. 修正パネル>位置合わせ
  5. 洗面器の端部を上下の壁面に合わせる。

3Dビューで確認

最後に3Dビューを使ってどのようなモデルになったかを確認してください。便所全体を窓選択で選択し、表示タブ>選択ボックス、切断ボックスを調整します。


保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習20.rvt」として適切なフォルダに保存します。

2017年6月4日日曜日

基本モデリング演習19 カーテンウォール(2)

学習内容

  • カーテンウォールのタイプパラメータ
  • マリオンのオフセット
  • パネルタイプの作成
  • パネルへの壁の割り当て
  • コーナー部の処理
カーテンウォールをもっと自由に使いこなしましょう。

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。このファイルにはすでに外壁にカーテンウォールが作成されています。

演習

1. グリッド


グリッドを作成します。縦のグリッドはタイププロパティで、横グリッドは手動で設定します。

  1. プロジェクトブラウザ>立面図>西 を開く
  2. 見やすくするために、ウィンドゥ左下の隠線処理になっている表示スタイルのボタンをクリックし、シェーディングを選択
  3. 右側のカーテンウォールを選択し、タイプを編集
  4. 垂直グリッドグループのレイアウトを最大間隔
  5. 間隔を1200
  6. OKを押して、垂直グリッドが作成されたことを確認する。
  7. 建築タブ>ビルドパネル>カーテングリッド
  8. 垂直グリッド上でカーソルを動かし、2FLと3FLの位置で水平グリッドを作成
  9. 1FLと2FLの間に水平グリッドを作成し1FLからの距離を2700にする。
  10. 2FLと3FL、3FLとRFLの間に水平グリッドを作成し、2FL+2700、3FL+2700の位置にする。
  11. プロジェクトブラウザ>立面図>南
  12. 8~11を左端のカーテンウォールに対して行う

2. マリオンの作成


垂直・水平のマリオンを作成します。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>カーテンマリオン>長方形マリオン
  2. 任意のタイプを右クリック>複製
  3. 名前を60x350とし、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  4. 厚さ350幅1幅230
  5. オフセット-75としてOK。
    【なぜ-75?】外壁の壁厚は200で躯体芯から100mm外側にあります。一方マリオンの厚さは350mmで外面は躯体芯から175mm外側にあります。この差を解消するためにマリオンを内側に75mmオフセットした、というわけです。
  6. 再び任意のタイプを選択して右クリック>複製
  7. 名前を60x200とし、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  8. 厚さ200幅1幅230オフセット0としてOK。

3. パネルの作成


外面が壁芯から100mmの位置にある厚さ20mmのガラスパネルを作成します。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>カーテンパネル>システムパネル>ガラスを 右クリック>複製
  2. 名前を ガラス 外面100 とする
  3. ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  4. オフセット90厚さ20 としてOK
カーテンパネルには壁を割り当てることも可能です。天井と上階の床の間のパネルに割り当てる壁のタイプを作成します。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>壁>標準壁
  2. 一般 - 200 mm を右クリックして複製
  3. 名前を変更して パネル - 200 mm とする
  4. ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  5. 構造の編集ボタンをクリック
  6. 2行目の厚さを170mmとし、挿入ボタンをクリック
  7. 作成されたレイヤを上へボタンで一番上に移動
  8. 機能を仕上2[5]、厚さを30としマテリアルの…ボタンをクリック
  9. ライブラリパネルを表示
  10. 石材を選んでドキュメントにマテリアルを追加
  11. 石材を選んでOK
  12. OKでタイプ編集を終了

4. マリオンとパネル/壁の割り当て


作成したマリオンをグリッドに割り当てます。

  1. 表示タブ>作成パネル>3Dビュー
  2. CTRLキーを押しながら西南角の二つのカーテンウォールを選択
  3. 画面下部の眼鏡のボタン(一時的に非表示/選択表示)>要素を選択表示 で2枚のカーテンウォールだけを表示する
  4. 西側(大きいほう)のカーテンウォールを選択し タイプを編集
  5. 垂直マリオングループの内部タイプを 長方形のマリオン:60x350
  6. 水平マリオングループの内部タイプを 長方形のマリオン:60x200
  7. OK
コーナーを除く周囲のマリオンを60x350で作成します。
  1. 建築タブ>ビルドパネル>マリオン
  2. タイプセレクタで 長方形のマリオン:60x350 を選択
  3. 二つのカーテンウォールのコーナーと下部をのぞく周囲のグリッドを選択してマリオンを割り当てる。
パネルを割り当てます。
  1. ビューキューブの「左」をクリックして、正対させる。
  2. CTRLキーを押しながら、右から左に交差選択し、1段目、3段目、5段目のパネルを選択する。
  3. 選択パネル>フィルタ
  4. カーテンパネルにだけチェックを入れてOK
  5. タイプセレクタから ガラス 外面100 を選択
  6. 同様に、2段目、4段目、6段目を選択
  7. 選択パネル>フィルタ
  8. カーテンパネルにだけチェックを入れてOK
  9. タイプセレクタから パネル - 200 mm を選択
  10. ビュキューブの右上の角をクリックして、出来上がりを確認
コーナーがの処理をします。ガラスのコーナーマリオンを作成し適用します。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>カーテンマリオン>四半円形コーナーマリオン を右クリック>新しいタイプを作成
  2. 20mmガラス という名前をつけ、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  3. オフセット90マテリアルを ガラス 奥行12をそれぞれ20 でOK
  4. 建築タブ>ビルドパネル>マリオン
  5. タイプセレクタで 四半円形コーナーマリオン:20mmガラス を選択
  6. 修正|配置マリオンタブ>配置パネル>グリッドセグメント
  7. ガラスが突き付けてあるコーナー部を3か所クリックしてマリオンを割り当てる。
  8. 画面下部の眼鏡のボタン(一時的に非表示/選択表示)>一時的な選択表示/一時非表示をリセット
全体を眺めて出来上がりを確認してください。

保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習19.rvt」として適切なフォルダに保存します。

2017年5月30日火曜日

基本モデリング演習18 手摺(2)

学習内容

  • 階段手摺タイプ
  • 上部手摺の扱い
  • 補助手摺
階段手摺の振る舞いをチェックしましょう。

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。

演習

1.上部手摺の修正


作成した手すりをみると、上部手摺が少々足らないのでこれを伸ばします。
  1. プロジェクトブラウザ>平面図>2FL
  2. Y7-Y8の吹き抜けを拡大し、手摺を選択
  3. 表示パネル>選択ボックス
  4. 選択パネル>修正
  5. 手すりをマウスオーバーして、TABを何度か押して上部手摺だけを選択
  6. 連続手摺タブ>手摺を編集
  7. ツールパネル>パスを編集
  8. 作業面パネル>セット で 参照面:延長面 始端/下部 を選択しOK
  9. 階段が上り始めている側の手摺端を拡大し、青い線の端部をクリック
  10. マウスを移動して仮寸法が50になったらクリック
  11. 作業面パネル>セット で 参照面:延長面 終端/上部 を選択しOK
  12. 階段が上り切っている側の手摺端を拡大し、青い線の端部をクリック
  13. 仮寸法が50になったらクリック
  14. モードパネル>✔
  15. 選択パネル>修正
このように上部手摺は単独で端部のパスを追加することができます。

2. 階段の手すり(1FLから2FL)


階段の手すりを吹き抜けの手すりと同じような構成の手すりにしてみましょう。階段用の手摺タイプおよび上部手摺のタイプを作成して振る舞いを確認します。

  1. 1FL-2FL間の階段手摺を選択
  2. プロパティウインドウ>タイプセレクタ>手摺A
  3. プロパティウインドウ>パスからのオフセット を 40
このままではいくつかの問題があります。例えば終端の支柱が吹き抜け手すりと重なっていますし高さもあっていません。また支柱の間隔が広すぎます。
  1. 階段手摺を選択してプロパティウインドウ>タイプを編集
  2. 複製ボタンをおして、名前を「手摺B」にしてOK
  3. 手摺の構造(非連続)編集ボタンをクリック
  4. 1行目の高さを7002行目の高さを100 としてOK
  5. 手すり子の位置編集ボタンをクリック
  6. 手すり柱グループの3行目(終点側の柱)の手摺子ファミリを なし でOK
  7. 上部手摺グループの高さを 900
  8. OK
踊り場の部分の手すり高さを+100しておきます。
  1. 階段手摺を選択してプロパティウインドウ>タイプを編集
  2. 踊り場高さに調整する を はい
  3. 踊り場高さに調整 を 100
  4. OK
一番下側の支柱が半分踏み面からはみ出しています。
  1. 階段手摺を選択
  2. モードパネル>パスを編集
  3. 一番下のスケッチラインの端点をドラッグし、スケッチラインの長さが2640にする。
  4. モードパネル>✔
上部手摺の下側の端部を加工します。
  1. プロジェクトブラウザ>断面図>断面図3 を開く
  2. 手摺をマウスオーバーしてTABキーを何度か押して上部手摺がハイライトされたらクリックして選択
  3. 連続手すりパネル>手すりを編集
  4. 作業面パネル>セット で 参照面:延長面 始点/下部 でOK
  5. ツールパネル>パスを編集
  6. 描画パネル>線分
  7. 上部手摺上端の青い線の端部から初めて、任意の形状に手摺のパスを作成
  8. 選択パネル>修正
  9. 表示タブ>作成パネル>3Dビュー
出来上がった階段の状態を確認します。

3. 階段の手すり(2FLから3FL)


だいぶプロパティの扱いにも慣れてきたことと思います。続けて2FLから3FLに上がる階段の手すりタイプも作成しましょう。

  1. 切断ボックスの上面のハンドルをドラッグして、3階が見えるまで広げます。
  2. 2FLの吹き抜けの手摺(手摺A)を選択
  3. クリップボードパネル>クリップボードにコピー
  4. クリップボードパネル>貼り付け▼>選択したレベルに位置合わせ で 3FL を選択しOK
  5. 2FL~3FLの階段の手すりを選択
  6. プロパティウインドウ>タイプセレクタで手摺B を選択
このままでは始点(下側)の手すりが吹き抜けの手すりと重なっていますので、始点側の手すり柱を取り除きます。
  1. 階段手摺を選択した状態で、タイプを編集
  2. 複製ボタンをおして、名前を 手摺C とし OK
  3. タイプを編集
  4. 手すり子の位置編集ボタンをクリック
  5. 手すり柱グループの3行目の手すり子ファミリを なし にしてOK→OK
3Fの手すりをぐるりと一周させます。
  1. プロジェクトブラウザ>平面図>3FL
  2. 手すりを選択して モード>パスを編集
  3. スケッチラインをすべて選択し、SHIFTを押して上の水平線を選択して除外する
  4. 修正パネル>鏡像化・軸を描画
  5. 階段の終点をクリック→やや上方にマウスを移動してクリック
  6. 修正>コーナーへトリムで右上の角をつくる
  7. モードパネル>✔

保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習18.rvt」として適切なフォルダに保存します。

2017年5月29日月曜日

基本モデリング演習17 手摺(1)

学習内容

  • 手摺タイプの構成
  • 上部手摺
  • 補助手摺
手すり

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。

演習

1. 上部手摺のタイプ作成


手摺のタイプを作成してみましょう。手摺は

  • 上部手摺
  • 補助手摺
  • 支柱
  • 縦・横手摺子

の集合体として定義されます。まずは上部手摺(トップレール)のタイプを作成します。ここでは100mmx30mmの板をトップレールとします。トップレールはプロファイルを作成すれば自由な形を作れますが、テンプレートにすでにロードされているプロファイルを活用して作成してみます。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>プロファイル>M_長方形の手すり>50 x 50 mmを選択
  2. 右クリック>複製
  3. 出来上がった50 x 50 mm 2を 右クリック>名前の変更 で 100x30 に
  4. 100x30をダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  5. 高さを30、幅を100にしてOK
次に上部手摺のタイプを作成します。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>手摺>上部手摺のタイプ>長方形 - 50x50 mmを選択
  2. 右クリック>複製
  3. 名前をトップレールAとする
  4. トップレールAをダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  5. プロファイルをM_長方形の手すり : 100x30
  6. OK

2. 支柱と縦横手摺子の作成


支柱はロード可能ファミリとして自由にデザインできますが、ここではすでにロードされている手摺子ファミリのパラメータを編集して、80mm角の支柱と30mm角のたて手摺子を作成します。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>M_手すり子 - 正方形 の任意のタイプを選択
  2. 右クリック>複製
  3. 名前を支柱80mmとしダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  4. 幅を80としOK
  5. 支柱80mm を右クリック>複製
  6. 名前を30mmとしダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  7. 支柱を、幅を30としOK
これで支柱と縦の手摺子のタイプを作成できました。次に手摺子の横部材ですが、これはファミリはファミリでもプロファイル(2次元の断面形状だけのファミリ)で定義されます。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>プロファイル>M_長方形の手すり の任意のタイプを選択
  2. 右クリック>複製
  3. 名前を50x30とする。
  4. ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  5. 高さを30、幅を50としOK

3. 手すりタイプの作成


手摺タイプの「材料」が一通りそろいましたので手摺のタイプを作成します。
  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>手すり>手すり>900mm パイプ を選択。
  2. 右クリック>複製
  3. 名前を手摺Aとし、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示。
  4. プレビューボタンをおしてプレビュー画面を表示。
  5. 上部手すりの高さ1100タイプトップレールAとして適用
  6. 手すり子の構造(非連続)の編集ボタンを押す
  7. 3~6の行を削除
  8. 第1行の高さ900オフセット0プロファイルM_長方形の手すり : 50x30
  9. 第2行の高さ200オフセット0プロファイルM_長方形の手すり : 50x30
  10. 適用をおして効果を確認しOK
  11. 手すり子の位置の編集ボタンを押す。
  12. 主パターングループの2行目で手すり子ファミリM_手すり子 - 正方形 : 30mm下部手すり2下部のオフセット0上部手すり1上部のオフセット0以前の値からの距離60、位置合わせをフィットするように広げる
  13. 手すり柱グループの1、2、3行目全てで、手摺子ファミリをM_手すり子 - 正方形 : 80mm、下部をホスト、下部のオフセットを0、上部を上部手摺の要素、上部のオフセットを0、スペースを0
  14. OK→OK

4. 手すりの作成と位置調整


では作成した手すりのインスタンスを作成してみましょう。今まで設定したプロパティが何を意味しているのかを理解することが重要です。
  1. プロジェクトブラウザ>平面図>2FL
  2. Y8付近の階段を拡大。
  3. 建築タブ>階段パネル>手摺
  4. タイプセレクタで手摺Aを選択
  5. オプションバーで連結に☑を入れて、動画を参照しながら吹き抜けの左側に手すりのスケッチラインを作成。
  6. モードパネル>✔
3Dビューで確認してみます。
  1. 選択パネル>修正 で手摺を選択
  2. 表示パネル>選択ボックス
スケッチラインを中心として手摺が作成されるので、吹き抜けに手摺支柱がはみ出しています。この手摺子を床の上に完全に乗るようにオフセットします。
  1. プロパティウィンドウでパスからのオフセットを40(支柱の幅の半分)
  2. 手摺が吹き抜け側に入ってしまった場合は、右クリック>向きをフリップ
長辺の手摺は間隔が長いので、その間に手摺の支柱を追加してみます。
  1. 手すりを選択
  2. モードパネル>パスを編集
  3. プロジェクトブラウザ>平面図>2FL
  4. 修正パネル>要素を分割
  5. 長いスケッチラインを1200内外で分割する
  6. モードパネル>✔
  7. 表示パネル>既定の3Dビュー
手摺の支柱が追加されたことを確認してください。

保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習17.rvt」として適切なフォルダに保存します。

2017年5月18日木曜日

基本モデリング演習16 RC階段

学習内容

  • RC階段の作成
  • RC階段のプロパティ
  • RC手摺壁
RCの屋外階段を作ってみましょう。

準備

ここから練習用ファイルをダウンロードして開いてください。

演習

1. 階段タイプの作成


階段にはいくつかのシステムファミリがありますが、鉄骨階段は組み立て階段、RC階段は現場打ち階段です。まずは階段のタイプを作成します。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>階段>現場打ち階段
  2. 一体式階段を右クリック>複製
  3. 新たにできた一体式階段2を右クリック>名前変更
  4. 名前を屋外階段としてENTERし、ダブルクリックしてタイププロパティダイアログを表示
  5. 蹴上げの最大高200最小踏み面奥行250最少階段経路幅900
  6. 階段経路のタイプの[…]をクリック
  7. 複製ボタンを押して名前をt150としOK
  8. 踏み面踏み板の厚さ40段鼻の長さ30
  9. 蹴上げ斜めを☑、蹴込板厚40蹴込み板と踏み板の取り合いすべての蹴上げと踏み面を結合 としOK
  10. 踊り場のタイプの[…]をクリック。
  11. 複製ボタンをおして名前をt180としOK
  12. 一体式階段の厚さ180階段経路と同じを☑しOK
  13. 機能外壁
  14. OK

【解説:プロジェクトブラウザでのタイプ作成】

プロジェクトブラウザのファミリノードにはプロジェクトにロードされてるファミリタイプやシステムファミリがカテゴリごとに分類されています。このノードをダブルクリックすることでタイプを編集することができます。

2. 階段の作成


実際に階段を作成してみます。プロジェクトブラウザからタイプのノードをドラッグドロップしてもインスタンスの作成を開始することができます。

  1. プロジェクトブラウザ>ファミリ>階段>現場打ち階段>屋外避難階段 ノードを選択し、ビューにドラッグ&ドロップ
  2. オプションバーの配置基準線経路:中心オフセットを0、実際の経路幅を920、自動踊り場を☑
  3. プロパティウィンドウで実際の蹴上げ数を20
  4. X7-X8、Y9-Y10間の中心あたりをクリックし、右へカーソルを移動
  5. 10蹴上げが作成されました。10継続中 と出たら、クリック
  6. 終端蹴上げのやや上方にカーソルを移動してクリック
  7. すべての蹴上げを描き終えたらクリック。
  8. どちらかの階段経路を選択し、仮寸法を使って経路と経路の間の幅を200に
  9. 1~10の階段経路を選択し、1段分左に移動
  10. 両方の階段経路を選択し、左に200移動
  11. 全体を選択し、オプションバーの寸法をオンをクリック
  12. 仮寸法を使って外壁面から登り初めの段まで1500とする
  13. コンポーネントパネル>踊り場 スケッチを作成
  14. 踊り場の形状をスケッチ
  15. モードパネル>✔
  16. モードパネル>✔
  17. 選択パネル>修正

3. 上の階の階段の作成


上の階の階段をコピーで作成し、踊り場の形状を変更します。
  1. 階段を選択し 表示パネル>選択ボックス
  2. 階段を選択し クリップボードパネル>クリップボードにコピー
  3. クリップボードパネル>貼り付け▼>選択したレベルに位置合わせ(上)
  4. 2FLを選択しOK
  5. 編集パネル>階段を編集
  6. 一番上の踊り場を選択し ツールパネル>スケッチを編集
  7. 踊り場のスケッチラインを矩形に整える
  8. モードパネル>✔
  9. 下側の階段経路を選択
  10. プロパティウィンドウで 蹴上げの基準より下に延長-220(踊り場の厚さ180+仕上の厚さ40)
  11. モードパネル>✔
下側の階段の踊り場と上側の階段との取り合いを調整します。
  1. 1FL-2FLの階段をダブルクリックして編集モードに入る
  2. 踊り場をダブルクリックして編集モードに入る
  3. 修正パネル>位置合わせ
  4. 2FL-3FLの階段の一番下側の踏み板下の垂直面を位置合わせの基準として選択
  5. 4で指定した部分と取り合う、踊り場のスケッチ線(緑色)を選択
  6. モードパネル>✔
  7. モードパネル>✔

4. 階段手摺壁の作成


階段を支持する壁を作成します。壁は矩形だけではなく、プロファイルを編集することで自由な形を作ることができます。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
  2. 階段付近を拡大
  3. 建築タブ>ビルドパネル>
  4. タイプセレクタで一般 - 200 mmを選択
  5. オプションバーで 見上げ 3FL 、配置基準線を躯体の中心線
  6. 階段の中央の右の中点→左の中点 とクリックして壁を作成
  7. 選択パネル>修正
断面ビューを作成して壁のプロファイルを編集します。
  1. 表示タブ>作成パネル>断面
  2. Y9側(下側)の階段経路を横切るように、断面線を作成
  3. 断面方向が作成した壁を含むようにフリップ
  4. 断面を 右クリック>ビューに移動 を選択
  5. 作成した壁を選択
  6. プロパティウィンドウで 上部レベルからのオフセット1100
  7. モードパネル>プロファイルを編集
  8. 動画を参考にして壁の外形をスケッチする
  9. モードパネル>✔
  10. 選択パネル>修正
  11. 壁と二つの階段を選択し 表示パネル>選択ボックス
出来上がった階段を3Dビューで確認します。

5. 外側の手すり


階段外側の手すりを作成します。RC壁の場合は4と同様に壁を作成してプロファイルを編集します。

  1. プロジェクトブラウザ>ビュー>平面図>1FL
  2. 建築タブ>ビルドパネル>壁
  3. プロパティウィンドウでタイプを編集
  4. 複製ボタンを押して、名前を「手摺壁120mm」としてOK
  5. 構造の編集ボタンをクリック
  6. レイヤ2の厚さを120としてOK。もう一度OKしてタイププロパティダイアログボックスを閉じる。
  7. オプションバーで見上げ指定3800、配置基準線を仕上げ面:内部、連結に
  8. 階段の上がり始めの段鼻線をクリックし、右へカーソルを移動。このとき壁の向きが階段の外側になるようにスペースバーで反転する。
  9. 右下隅→右上隅→左上壁際隅の順番にクリックし[ESC]で終了
  10. 4-2で作成した断面を、階段のやや下側まで移動。
  11. 断面線を選択し 右クリック>ビューに移動
  12. 一番手前の壁を選択
  13. 壁上部のハンドルをドラッグして、踊り場のやや下まで移動
  14. 修正パネル>位置合わせ で 踊り場の仕上面→手摺壁の上端 の順にクリックして手摺壁の上端を踊り場の高さに合わせる。
  15. 選択パネル>修正
  16. 再び手摺壁を選択し、プロパティウィンドウの非接続部の高さ(現在1900)を3000に変更(=1900+1100と入力すると計算される)
  17. モードパネル>プロファイルを編集
  18. 動画を参考に手摺の形を整える。
  19. モードパネル>✔
動画を参考に他の手摺壁も形を整えてください。

保存(必須ではありません)

  1. R>名前を付けて保存>プロジェクト
  2. 「My演習16.rvt」として適切なフォルダに保存します。